五稜郭史蹟指定100年・特別史跡指定70年「函館の文化財を再考する」

本年、五稜郭は史蹟指定から100年、特別史跡指定から70年を迎えています。この五稜郭を始めとする郷土に存在する多くの文化財は、歴史を伝える文化遺産であると同時に、国内はもとより世界中から多くの人々が函館を訪れる大きな動機となっています。

本講演会では、函館の数多くの文化財について改めて概観し、その多種多様な内容やその現状、そして今後の保存並びに活用の考え方についての理解を深め、市民共通の財産として改めて考える契機と致します。

講師

函館市教育委員会文化財課 主査(学芸員)
野村 祐一 氏

1969年 群馬県生まれ。富山大学人文学部(考古学専攻)卒業。
1993年に函館市に奉職。市立函館博物館、函館市北方民族資料館を経て、
1999年から函館市教育委員会文化財課に勤務。
市内各所の遺跡の発掘や、2010年に完成した箱館奉行所の復元、
2021年オープンの旧函館区公会堂の保存修理に携わるなど、
函館市の文化財保護に従事。
南北海道考古学情報交換会世話人代表。