第37回 函館文化発見企画 講演会「函館にとってのロシア語-幕末から現在まで」
函館におけるロシア語の教育は、幕末開港期に日本初のロシア領事館が開設、その聖堂の正教関係者として来函したロシア人によって始まり、1861年初めに読経者のイワン・マホフが子供向けのロシア語教本『ろしやのいろは』を完成させ、新しいもの好きの函館の人たちは、この冊子を見ながら、ロシア人に話しかけたことや、箱館奉行所や開拓史がロシア語通訳の養成に力を入れていた経緯や、その後の北洋漁業の発展に合わせてロシア語が函館市民に身近な存在にだった。旧ソ連崩壊後に民間の日ロ親善交流は活発化したが、市民のロシア語への関心は低くなったことを指摘、函館とロシア語の縁が深かったことを次世代に引き継いでいきたいとお話しされました。
2013/12/15(日)
- 講師
- ロシア極東連邦総合大学函館校准教授 倉田 有佳 氏
- 時間
- 午後1時30分~午後3時(開場:午後1時)
- 場所
- 函館市中央図書館 視聴覚ホール(函館市五稜郭町26番1号)
- 主催
- 五稜郭タワー株式会社
- 共催
- 函館市中央図書館
- 後援
- 道南ブロック博物館施設等連絡協議会・北海道新聞函館支社・函館新聞社